桃姫 2009年 12月号
Cuvieが巻頭(カラーは無し)「少女ストレート」
クラスメイトの猥談の入っていけない純情な女の子が主人公。
好きな男の子とたまたま相合傘で下校することになって、ひょんなことから告白してしまい、そのまま彼氏の家で雨宿りがてらエッチしてしまうといった展開で、タイトルどおり、ベタと言ってもいいぐらいの直球勝負で二人の初々しい恋愛を描いた作品。
Cuvieはどう考えても仕事をしすぎな気がするので、たまにはこういう軽いエロマンガもいいかも知れない。
ワニマガジンからの単行本は11/19発売とのこと。
比呂カズキ「気が済むまで…」
彼女に振られたサラリーマンが、終電後のホームで同じく彼氏に振られた女の子と出会い、そのままホテルに直行といった感じの展開。
全体的なクオリティは非常に高く、女の子の肌の質感の表現などのトーンワークもうまい。
まるキ堂「せんでん病」は単行本の宣伝マンガで4ページのみだが、見開きページはなかなかのインパクト。
欲しがりっ! (2009/11/19) Cuvie 商品詳細を見る |
今回は寮のボイラー室が故障したために寮生達が近所の銭湯に行く、という展開でサービスカットも多めなのだが、終始下の毛に関する話題が中心で、オチも非常にばかばかしい。
ここまで底抜けに明るく下らないエロコメも最近はなかなか無いので、貴重な才能だと思っていたが、前号から始まった、葉月京の「うっかりマリ子さん」も同じぐらいのレベルでバカなマンガなので、今後のスーパージャンプは安泰だと思われる。
北村游児「美少女いんぱら!」は単行本2巻の発売記念で、カラー4ページ掲載。
ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~ 1 (GAコミックス) (2009/01/16) 宮崎 摩耶 商品詳細を見る |
美少女いんぱら! 2 (ジャンプコミックスデラックス) (2009/11/04) 北村 游児 商品詳細を見る |
かきふらい「けいおん!」のドアップの表紙がインパクト大。
今年一番話題になった作品の一つなので、色々と言われてはいるけれど、キャラクターの描き方は普通に上手くて可愛らしいと思う。
クラスの演劇で「ロミオとジュリエット」をやる、というエピソードで、それぞれのキャラのコスプレ姿もギリギリであざとくならないレベルで可愛らしい姿を披露してくれている。
単行本3巻は12/18発売とのこと。
けいおん! 5 (初回限定生産) [Blu-ray] (2009/11/18) 豊崎愛生日笠陽子 商品詳細を見る |
コミック0EX(ゼロエクス) 2009年 12月号
巻頭カラー、反村幼児「Noisy Girls Graffity」
吹奏楽部の後輩の女の子とのエッチを描いた作品。
童顔短髪で、さらに巨乳という設定まで与えられた理想的な後輩像はベタだが破壊力十分。
エッチの最中もいちいち可愛らしくて、バリエーション豊富な体位も見ごたえがあるため、満点と言っても良い作品。
イコール「おさななLOVE」
幼馴染の女の子を家に呼んでの食事の後、家族にばれないように自室でこっそりとエッチをするといった内容。
女の子の頭身低めでムチムチとした体型が大変いやらしく、胸だけではなく、もりまん気味な股間の肉感的な表現もグッド。
谷町めいど「調教(おしえ)てねっ!」
教え子の女の子と付き合っている教諭の話で、カラーページもあり。
相手はJSだが、縛りのシーンもあったりとやや濃い目の内容で、グロテスクな程膨れ上がった男性器の描写や、射精した精液が大量にあふれ出す描写など、過激な表現が多く読み応えの有る作品となっている。
たくじ「望月先生の教育実習」
新シリーズ開始で、タイトルどおり望月先生の教育実習生時代のエピソード。
若い頃から相変わらずの淫乱ぶりで、校内のトイレで教え子の男の子とエッチしてしまう様子を美麗な作画で描いている。
Colorful Princess (ホットミルクコミックス 242) (2007/06/08) 反村 幼児 商品詳細を見る |
ましゅまろフィアンセ (ホットミルクコミックス 299) (2009/07/10) イコール 商品詳細を見る |
はじめてだよっ! (ホットミルクコミックス 307) (2009/10/10) 谷町めいど 商品詳細を見る |
MUJIN (ムジン) 2009年 12月号
巻頭カラーの赤月みゅうと「ご主人様とメイドール」が圧巻。
とある屋敷の主人と、そのメイド達との痴態を描いた作品で、新人メイドのココが始めてご主人様のご奉仕を行うことになる前夜のシーンがカラーページで描かれている。
CG塗りは初めて、とコメントしていたが、もともと画力の高い人なので、複数のメイドさんを相手にしたボリューム満点のハーレムプレイを圧倒的なクオリティで描いている。
本編の方はココとご主人様の初体験がメインだが、性欲が強すぎる為に理性が保てなくなるという体質のココによる怒涛の攻めが見所。
ショートカットでロリ体型のココが非常に可愛らしく、フェラチオをする表情や、合体して乱れる姿も大変いやらしく描かれていて、汁気たっぷりに描かれる結合部も実用度満点で、一切の隙が無い完璧なエロマンガと言える。
ラストは意外なオチで終わってしまうのだが、途中でエッチに加わる他のメイドさんたちもそれぞれ魅力的に描かれているので、この設定を短編で終わらせるのは少し勿体無いかも。
中山哲学「三つ編みスレイブ」
前半は保険医の先生とのエッチで、後半はテニス部の先輩であるイジメグループの主犯格であるお嬢様を調教するといった展開。
三つ編みに大きなリボンを付けたヘアスタイルがとても可愛らしいが性格は悪いお嬢様、というキャラクター設定は調教の対象として完璧で、更衣室での調教も展開に無駄が無く、非常に完成度が高い。
板場広し「彼岸花」は後編で、叔母を交えた妹さんとのエッチが中心。
妹さんのアヘ顔の描き方がちょと怖い感じになってしまっているが、エロマンガの表現に於いて「アヘ顔」はまだまだ未発達な分野なので、新鋭だけではなくベテラン作家もこうして作品内に取り入れることで新しい発見が生まれるかも知れない。
ミルクドール (MUJIN COMICS) (2009/06/05) 中山 哲学 商品詳細を見る |
10年分犯す (MUJIN COMICS) (2009/02/06) 板場 広し 商品詳細を見る |
正直最後の方は読んでいなかったので、時間のある時に全巻読み返してみたいが、42巻という大ボリュームはさすがに少しやる気を削がれる。
小山宙哉「宇宙兄弟」はちょっとイイ話。
この作品は基本的には一話の中に起承転結を全て入れて一つのエピソードとしてまとめているのが上手いと思うが、たまに鼻に付くときもあるので、この辺のサジ加減は難しいところ。
今月号の「ダ・ヴィンチ」に東村アキコの特集が掲載されているので必見。
ダ・ヴィンチ 2009年 12月号 [雑誌] (2009/11/06) 不明 商品詳細を見る |
アフタヌーン増刊 good!アフタヌーン(7) 2009年 12月号
新連載が2本。
鬼頭莫宏「なにかもちがってますか」
パッとしない中学生活を送っている主人公のクラスに、ある日女の子みたいな風貌の転校生が転入してきて、その外見から早速クラスメイトにからかわれるのだが、それに対してキレた彼の身の回りに不思議なことが起きる。
どうやらその鍵を握っているのは主人公のようなのだが……。という感じで、超能力を題材にしていると思われるが、鬼頭莫宏にしてはイマイチつかみが弱い気がするのは多分計算だろう。
尾玉なみえ「たおれて尊し!」
多分初めてだと思われる時代劇で、剣術の道場で師範をしている主人公と、その弟子とのやりとりを描いたギャグ漫画。
突飛な展開や、キャラクターのテンションの高さはさすがと言った感じで、ヘタに週刊連載して力尽きるよりも隔月の雑誌でマイペースに進める方が合っているのかも知れない。
尾玉なみえ短編集脳酸球 (シリウスコミックス) (2009/07/23) 尾玉 なみえ 商品詳細を見る |
COMIC MEGA STORE H (コミック メガストア エッチ) 2009年 12月号
今月号はアタリの作品が多い。
アスヒロ「イケナイことしたい?」
メガネの委員長にエロ本を没収された主人公が、下校中にエロ倉庫に立ち寄ろうとしたら、そこでオナニーをしている委員長を発見してしまい、そのままエッチといった流れ。
委員長の爆乳が大変素晴らしく、それぞれの性器の描写も気合が入っていて、キャラクターの可愛らしさに対してねちっこいエッチシーンが大変いやらしく描かれている。
要青豆「若い人はいいっ☆」
前回の続きで、元教師と元女子アナの奥さん2人を相手にした乱交シーン。
フェラチオも本番も圧倒的な迫力で描かれていて、大人の女性ならではの色気たっぷりのエッチを堪能出来る。
女性の髪の毛の艶の表現をエロスにまで昇華させたと言っても良い、異常なまでの描き込みは必見。
黒龍眼「あんだ~すたでぃ?」
文化祭前日に風邪でダウンしたヒロインの代役として抜擢された男の子の話。
当然女装させられて、そのままクラスメイトの女の子にやられてしまうわけだが、劇中ではフタナリのお姫様という設定の役を男の娘が演じるというややこしいシチュエーションになっているのが面白い。
徳田しんのすけ「そこだけ特に、特別に…」
連作の続きで、今回は寝ている間のフェラと、お風呂でのソーププレイが中心だが、主人公はロリ少女2人と付き合っているために全て3Pとなる。
特にお風呂でのシーンが良く、中出しした精子をもう一人の娘に吸わせたり、髪の毛を使ってしごいたまま射精したり、ツインテールを括っているゴムを男性器に縛り付けたりと、いろいろと変態的なプレイもあり。
ぬきやまがいせい「Women In Uniform」
妹さんとエッチするだけの内容だが、色々なコスチュームに着替えさせてのプレイが見所で、特に半被とふんどし姿でのエッチが奇妙でインパクト大。
作画にクセがあるが、服の描き方などは非常に上手く、エッチのシチュエーションが毎回面白いので、最近ハマっている作家の一人。
先輩ナイスですっ (メガストアコミックスシリーズ No. 224) (2009/07/25) 要青豆 商品詳細を見る |
ささやいて、あのことば (セラフィンコミックス) (2009/09/11) ぬきやま がいせい 商品詳細を見る |
COMICムク Vol.1
「無垢」な女の子を集めたアンソロ本の創刊号。
表紙のインパクトが強烈で、作画はらする。
カバー折り返しの部分にもう一人いるというデザインになっていて、裏表紙も同じ遊びが仕掛けられている。
テーマは「無垢」だが、基本的には幼く見える女の子が多いというだけで、年齢も幼女から中学生ぐらいまでとバラバラで、中古や淫乱な女の子も作品によっては出てくるので、そこまでこだわった編集にはなっていないみたい。
草壁レイ「少女コンプレックス」
アライブで「いいなり!!吸血姫」を連載している作家さんで、この人のエロマンガを読んだのは多分始めてかも。
年齢よりもはるかに幼く見えるために、子供服のモデルをやっている女の子と、そのマネージャの話。
全体的に可愛らしい絵柄が特徴的で、凝った設定と二人のラブラブで甘ったるいエッチの描写が印象深い作品。
まゆなゆうま「朋子」
中学生の義理の妹にクスリを飲ませて、催眠状態のままの彼女にエッチするという内容で、処女膜を破るとあとでバレるかもしれないから、という理由により後ろの穴を使ったプレイが中心。
やってることは鬼畜なので全体的に暗い雰囲気だが、犯される前の元気いっぱいな女の子の描写もとても良く、この辺のギャップも見所の一つ。
一本杭「休み時間は10分」
休み時間に屋上のマットで好きな男の子とエッチしようとする小学生カップルの話で、すでに先客がいたこともあって、どちらがマットを使うかで早イカせ対決をしたりと、なかなか下らない内容。
結局スワッピング状態になるのだが、片方の女の子は不本意で、初潮が来ている事もあって中出しを拒んだりと、キャラクターと舞台設定を最大限に活かしたエッチシーンの展開が素晴らしい。
大庭佳文「もう少し、あと少し…」
唯一の百合漫画で、雰囲気は吉富昭仁に近い。(レベルは全然違うが)
「無垢」をテーマにしたアンソロであれば百合要素ももっと多くてもいいと思うが、この辺は創刊号ということもあって、まだ様子見の段階なのかも知れない。
いいなり!!吸血姫 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (2008/11/22) 草壁 レイ 商品詳細を見る |