アマガミ -Various Artists-
とにかく参加メンバーが豪華なPS2ソフト「アマガミ」のアンソロジーコミック。
公式のアンソロなのでエロに関してはパンチラまでという規制があるが、逆にその中でどこまで自分のカラーを出せるかというそれぞれの作家の挑戦も見られるので、普段エロマンガで活躍している作家達の作品は貴重かも知れない。
月野定規「WonderDoggy~はるかのドキドキ大作戦」
神社の境内で犬になりきったはるかと抱きつけられたり押し倒されたりする話。
最近はコッテリとした人妻モノが多い月野定規だが、これはベタにラブコメしていて悪くない。
冬のエピソードなのでコート姿なのだが、月野定規のエロマンガはとことん内面を掘り下げていくタイプなので、露出度の少なさは別に気にしない。
如月群真「本当の彼女」
図書館で告白してキスまでしたところで寸止めのパターン。
如月群真にしては盛り上がりに欠けるが、仕方が無いといえば仕方が無いので、続きは同人誌での展開を期待。
フクダーダ「おもかげ夏祭り」
夏祭りの屋台を舞台に、浴衣姿の薫とイチャイチャする話。
濃厚なキスシーンや、浴衣をまくった薫の肉感的な足の描写など、フクダーダらしい表現が楽しめて、このアンソロの中では一番エロい。
ベンジャミン「素直になれば」
当然スク水だらけの展開で、さらに白スク水まで登場と、完全に趣味に走っている。
一般誌では黒柾志西名義だが、今回は成年誌の時のペンネームを使用しているのは何故だ?
その他、マンガでは歌麿、Dr.P、真田鈴、いけださくら等が参加していて、イラストで松竜、小梅けいと、F.S、たかやKi等こちらも豪華メンバーとなっている。
痴情の女 (メガストアコミックスシリーズ No. 211) (2009/03/25) 月野定規 商品詳細を見る |
舞FAVORITE (メガストアコミックスシリーズ No. 216) (2009/04/25) 如月群真 商品詳細を見る |
石川雅之「もやしもん」8巻
リンク先は通常版(amazonでは特装版が売り切れのため)
ビールをテーマにした一冊なので、限定版の表紙もビールっぽく黄金色のデザインとなっている。
表紙のカバーをめくると、畜産学科のメガネっ娘(巨乳)がホルスタインコスをしているイラストが描かれていて、ちょっとしたサービスカットになっている。
付録の絵本はオールカラー16ページだが、オリゼーがいつもの調子で色々なものを醸している所を紹介するだけの内容なので、完全にファン向けのアイテム。
今後、絵本としてシリーズ展開していくみたいなので、無理にオークションで買うよりもそっちを待った方がいいと思われる。
単行本の方は地ビール編がまるまる収録されているため、おそらく今後も単行本1冊で一つのエピソードを描く構成になるものだと思われる。
表紙のイラストではちょっと期待に応えてくれたが、本編の方でも武藤さんの百合属性をもっとプッシュするべきだと思います。
もやしもん 8―TALES OF AGRICULTURE (イブニングKC) (2009/07/23) 石川 雅之 商品詳細を見る |
江口寿史「ストップ!!ひばりくん!」コンプリート・エディション1
1981年から1983年にかけて週刊少年ジャンプにて連載された、江口寿史の代表作の完全版。
集英社ではなく小学館から発売されている理由は不明。
出荷数が相当少ないみたいで、各地の本屋で品切れを起こしている模様。
ヤクザの一家の長男であるひばりと、その家にお世話になることになった主人公坂本耕作とのドタバタコメディ。
普通のギャグマンガと一線を画しているのは、ひばりの外見が、超美少女に描かれていて、いわゆる「男の娘」であるということ。
28年前のジャンプで、この設定をあのクオリティの作画レベルで発表していたという奇跡を江口寿史は起こしているので、いわゆる「伝説のマンガ」に挙げられる作品の一つ。
ジャンプで2年連載されていたにも関わらず、単行本が4冊しか出ていないのは原稿を落としまくったからで、江口寿史にはジャンプに載っていない方が話題になる、という特殊な作風に関してもパイオニアだという不名誉な称号も与えられている。
古典扱いされているレベルの名作で、「男の娘」が主人公の作品では、「ここはグリーン・ウッド」もオススメです。
ここはグリーン・ウッド (第1巻) (白泉社文庫) (2000/12) 那州 雪絵 商品詳細を見る |
江口寿史の世界 (2000/05) 江口 寿史 商品詳細を見る |
2巻では精飲シーンを演じることになった主人公が、周りの人にいろいろと尋ねてみたり、ためしに飲んで(?)みたりと、さらにエスカレートした展開。
初回限定版は「MOSAIC.WAVイメージソングCD」が付いてくる。
伏字だらけの歌詞が、マンガの内容以上にぶっとんでいる。
こえでおしごと!(2)初回限定版 (ガムコミックスプラス) (2009/06) 紺野 あずれ 商品詳細を見る |
あずまんが大王は、連載時には現実世界と同じ速さで物語が進んでいて、毎年4月になると登場人物達の学年も一つあがる仕組みになっているので、この構成の方が単行本としては自然なのかも。
超人気漫画だったにも関わらず、普通の4コマみたいに学年をループさせずに、「登場人物が卒業してしまったから」という理由で連載を終了させてしまったことが、当時はなかなかショッキングな出来事だったことを覚えている。
大半のページを新しく描き直していて驚いた。
ちよちゃんが、よつばにしか見えない。
あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル) (2009/06/11) あずま きよひこ 商品詳細を見る |