和六里ハル「発電ぱんだくん!新装版」
5年前に発売された単行本の新装版。
新規描き下ろしとして、先月号のメガストアに掲載されていた番外編16ページを収録している。
主人公の少年、ぱんだくんは何時でも何処でも発情してしまう体質を持っていて、そんな彼の性欲を謎のムチムチ美女の絹江さんがいつも処理してあげている。
ぱんだくんにはアズキちゃんというツンデレ気味の気になるクラスメイトがいるのだが、彼女がぱんだくんと絹江さんが学校のトイレでエッチしているところを見つけてしまい、不思議な三角関係が生まれて物語は進んでいく。
巨乳というよりはポッチャリ体型として描かれている絹江さんと、完全に貧乳ロリ体型のアズキちゃんの対比がとても面白く、それぞれのエッチも魅力的に描かれているのだが、二人とも極端な体型なので、エロマンガとしてはやや上級者向けのヒロインかも知れない。
二人の間で気持ちが揺れ動くぱんだくんも素直な性格のショタキャラとして可愛らしく描かれていて、彼の性器は完全に子供のそれとして描かれている為に無修正なので、そういうのが好きな女子にもオススメ出来る。
後半から、アズキちゃんのイトコのヤンキー娘であるささげが参入するのだが、「将来の夢はアズキの子供を産むこと」などと宣言して、ライバルとなるぱんだくんにイタズラしようとしたりと、こちらの方では百合要素も含めたややこしい三角関係が新たに生まれて、この3人のヒロインを軸にラストまで突っ走る展開となる。
百合要素だけではなく、ささげの設定はとにかく強烈で、ヤンキーなので目つきと態度は悪いが服を脱がすとスタイルは抜群で、さらにエッチシーンでは陥没乳首に対するコンプレックスを攻められるのが弱点であったりと、とにかく色々と盛り込んであって、個人的には他の2人よりも魅力的なキャラクターだった。
ちなみに、ささげは初回登場時に女装したぱんだくんに犯されることになるのだが、和六里ハルは5年前の時点で既に「百合」と「男の娘」を同時に取り入れたエロマンガを発表していたことに驚かされる。
描き下ろしの方は、本編であったアズキちゃんが半裸の魔女っ娘に変身してしまうエピソードの続きで、他の2人も一緒に触手人間化したぱんだくんに犯されるといった内容。
5年前の作品と並べても絵柄があまり変わっていない気もするが、逆に言えば当事から既に完成されていたということか。
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