月刊 Comic REX (コミックレックス) 2009年 12月号
付録はアイマスのクリアファイルとCD差し替えジャケット。
3本同時に始まったアイマスのコミカライズだが、それぞれ違った方向性で面白い。
坂野杏梨「アイドルマスターSplashRed」は、愛がアイドルへの道を突っ走っていく様子を元気いっぱいに描いていて、アイドルものとしては比較的ストレートな展開になっている。
少し秋★枝っぽい雰囲気なのが気になるが、ギャグとシリアスのバランスの取り方もうまく、全体的にセンスの良さを感じさせる。
黒瀬浩介「アイドルマスターNeueGreen」
原作ゲームの発売時に話題沸騰となった「男の娘」をテーマにしているというだけで勝ち組な気もするが、ドタバタギャグとして普通に面白く仕上がっている。
逆に女の子なのに男っぽく見られてしまう真との、お互いに性別を勘違いし合っている関係はもっと膨らませられたような気がするので少し勿体無かったかも。
零壱「アイドルマスターInnocentBlue」
多分これが一番人気が無いと思われるが、絵の雰囲気は良いので、この人のアイマス以外のマンガを読んでみたい。
百合要素が一番濃いので、そっちの方向で話を進めるのもアリかも。
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つぼみ VOL.4
鳴子ハナハルの表紙が妙にエロいが、裏表紙の方がもっと艶かしい雰囲気でとても良い。
書店に貼ってある告知ポスターだとさらに違うカットだった気がしたが、それは収録されていない。
表紙のみの参加だが、鳴子ハナハルの百合漫画は是非読んでみたいので、次回以降に期待。
「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめも初参加だが、これもイラストのみ。
玄鉄絢「星川銀座四丁目」
新米教師と不登校生徒との同棲生活を描いた作品の続き。
何だかんだ言っても、少しずつ距離が縮まっていく二人の関係を美麗な作画で描いていて、百合漫画のトップランナーとしての存在感を見事に示している。
吉冨昭仁「しまいずむ」
それぞれ相手の妹に惚れてしまっている女の子二人のエピソードの続きで、今回は妹さんの生足を見ていたらムラムラしてしまって、代わりとしてその姉である友人の足を舐めようとするという展開で、吉冨昭仁らしい生足に対するフェチズムがストレートに爆発している。
結局拒否られて、仕方が無いから自分の足を舐めることで我慢しようとするのだが、その姿も妙に色っぽいのはさすがで、「BLUE DROP」の冒頭のシーンを少し思い出した。
関谷あさみ「無限遠点」
クラスメイトの女の子が気になっているクールな女の子と、そのクラスメイトの友達で姉に対する複雑なコンプレックスを持っている女の子の二人を中心に、女の子達がそれぞれの一方通行の思いに対して悩んだり相談したりする姿を鮮やかに描いた作品で、テーマは百合だが青春ドラマとしても非常に完成度の高い作品に仕上がっている。
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今回は寮のボイラー室が故障したために寮生達が近所の銭湯に行く、という展開でサービスカットも多めなのだが、終始下の毛に関する話題が中心で、オチも非常にばかばかしい。
ここまで底抜けに明るく下らないエロコメも最近はなかなか無いので、貴重な才能だと思っていたが、前号から始まった、葉月京の「うっかりマリ子さん」も同じぐらいのレベルでバカなマンガなので、今後のスーパージャンプは安泰だと思われる。
北村游児「美少女いんぱら!」は単行本2巻の発売記念で、カラー4ページ掲載。
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かきふらい「けいおん!」のドアップの表紙がインパクト大。
今年一番話題になった作品の一つなので、色々と言われてはいるけれど、キャラクターの描き方は普通に上手くて可愛らしいと思う。
クラスの演劇で「ロミオとジュリエット」をやる、というエピソードで、それぞれのキャラのコスプレ姿もギリギリであざとくならないレベルで可愛らしい姿を披露してくれている。
単行本3巻は12/18発売とのこと。
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