江口寿史「ストップ!!ひばりくん!」コンプリート・エディション1
1981年から1983年にかけて週刊少年ジャンプにて連載された、江口寿史の代表作の完全版。
集英社ではなく小学館から発売されている理由は不明。
出荷数が相当少ないみたいで、各地の本屋で品切れを起こしている模様。
ヤクザの一家の長男であるひばりと、その家にお世話になることになった主人公坂本耕作とのドタバタコメディ。
普通のギャグマンガと一線を画しているのは、ひばりの外見が、超美少女に描かれていて、いわゆる「男の娘」であるということ。
28年前のジャンプで、この設定をあのクオリティの作画レベルで発表していたという奇跡を江口寿史は起こしているので、いわゆる「伝説のマンガ」に挙げられる作品の一つ。
ジャンプで2年連載されていたにも関わらず、単行本が4冊しか出ていないのは原稿を落としまくったからで、江口寿史にはジャンプに載っていない方が話題になる、という特殊な作風に関してもパイオニアだという不名誉な称号も与えられている。
古典扱いされているレベルの名作で、「男の娘」が主人公の作品では、「ここはグリーン・ウッド」もオススメです。
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