マドカマチコ「乙女のホゾシタ」
耳かきをすることでエクスシーを感じてしまう水泳部の女の子が、部活後に更衣室で一人こっそりと耳かきをすることを我慢できなくなってしまい、保険の先生に相談するといった内容。
隣の部屋の情事を盗み聴きしていたら、実は耳かきだった、みたいな使い古されたベタなネタも少し入れてくるあたりがにくい。
まるめろ「シアワセサクライロ」
父親に虐待されていた経験を持つ女の子が、夜な夜な街に立ってナンパしてきた相手とそのままホテルに行き、その様子を日記に記録することで男性に対するコンプレックスを解消しようとしていたのだが、ある日その日記をクラスメイトの男子に拾われてしまう。
といった感じで、新人作家にありがちな若者の心の闇と残酷な現実を描いた鬱展開になるかと思いきや、意外とラストは爽やかにしめていて肩透かしを食らった。
野部利雄「タイムスリッパー~YUKIの跳時空~」が最終回。
ハッキリ言って野部利雄の作画は古臭いのだが、「タイムスリップ」というテーマを選ぶことで、その弱点を完全に逆手に取ったアイディアが素晴らしかった。
タイムスリッパー-YUKIの跳時空 1 (ヤングジャンプコミックス) (2008/12/19) 野部 利雄 商品詳細を見る |