劇中に登場した若手漫画家コンビ、ウジコウジオがあれこれ悩みながら作品を完成させて出版社に持ち込むのだが、なかなか手ごたえが無く、起死回生の一発として新しいジャンルに挑戦する、といった感じの軽いノリの仕上がりになっている。
二人が描いたとされる作品が丸々掲載されているのだが、いわゆるハーレム設定のベタなエロコメで、このあたりのパロディのセンスは浦沢直樹らしいか。
浜田ブリトニー「パギャル!」が最終回。
渋谷を舞台にしたギャルとギャル男達による青春物語も、それぞれの登場人物達が渋谷を卒業する年齢になって……、という寂しい展開にはせずに、最後までこの作者らしい賑やかな最終回だった。
キャラの作り方や、毎回のエピソードの構成など、実は物凄い実力を隠し持っていると思うので、漫画を描くことに飽きずにずっと続けて欲しい。
パギャル! 1 (1) (ビッグコミックススペシャル) (2008/03/28) 浜田 ブリトニー 商品詳細を見る |