女子トイレの汚物入れの匂いにたまらなく興奮してしまう性癖を持つ主人公の男の子と、彼に思いを寄せる女の子とのラブストーリー。
過剰に変態的な表現が続くので賛否両論だとは思うが、「変ゼミ」が売れているぐらいだから、多分これぐらい過激な方が話題となっていいのだろう。
人物の描写は昔の山本直樹の雰囲気を少し思い出す。
今週のスピリッツに掲載された小学館新人漫画賞の受賞者と同じく、若干19歳での本誌デビューだが、19歳ということは平成元年生まれなので、手塚治虫の死去後に生まれている可能性が高い。
手塚治虫の活躍をリアルタイムで体験していない世代がヤンマガやスピリッツでデビューしたという出来事は、日本マンガ界の歴史における時代の節目の一つなのかも知れない。
ミニコミ 手塚治虫 漫画全集 Vol.1 200巻 特別限定セット BOX (2007/01/27) セガトイズ 商品詳細を見る |