数十年前に憧れていたプレスリー似の蕎麦屋の兄ちゃんを探し出して欲しい、という依頼を受けて見つけ出すのだが、当時の面影は残っているものの、普通の年寄りになっていて……という感じのエピソード。
このマンガはとにかくジジババが沢山登場してさらに回想シーンも多いので、登場人物の若い頃の姿と現在の老いた姿を達者に描き分ける、たなか亜希夫の技量が堪能できるというのも魅力の一つ。
ひじかた憂峰は「湯けむりスナイパー」でも「老い」をテーマにしたエピソードが多くなっているので、最近は何か覚悟のようなものを感じている。
湯けむりスナイパー VOLUME1 (マンサンコミックス) (1999/06) ひじかた 憂峰 商品詳細を見る |