今月号では登場人物の悲しい過去をたっぷりと描いたかと思えば、パチスロの話で盛り上がり、ラストの2ページで突然エロシーンを無理やり挿入したりと、普通に描けば支離滅裂になりそうなところを七瀬あゆむのベテランならではの技量でまとめあげている。
パチスロの雑誌だからパチスロのエピソードは必ず入れなければいけないし、さらに編集が七瀬あゆむに求めているのはエロ要素であることも間違いないので、その制約の中でいかにエンターテイメントを生み出すのかという七瀬あゆむのチャレンジを最後まで見届けたいと思う。
東京チェリー (白夜コミックス 279) (2008/12/05) 七瀬 あゆむ 商品詳細を見る |