今回は工業高校に通うさと子(小島さんの娘)の弟である双子の学園生活がメイン。
両親が離婚していて、母親の方に引き取られているのだが、鉄工所で働いている父親に憧れて工業高校で溶接を学んでいる、という設定がもう泣けてくるのだが、溶接部の活動で作った遊具を近所の学校に納品し、ついでにそれで遊ぶといったラストが大変素晴らしかった。
自らの作ったモノが世の中の人たちの役に立ったり楽しんでもらえたりする喜びをストレートに描いていて、日本のものづくり精神はまだまだ死んでいないことを伝えてくれる良作。
とろける鉄工所 1 (イブニングKC) (2008/11/21) 野村 宗弘 商品詳細を見る |