前号に引き続き水島新司の読み切りが掲載。「歩いて候-中村大河の青春-」

野球のことをまったく知らない監督が相手チームの豪腕スラッガー対策で編み出した奇策とは・・・といった感じで、水島新司らしい設定の読みきりになっている。


BJ魂に掲載された室井まさね「るべどの奇石」が本誌でも読み切りで初登場。

不思議な石を扱うお店で働いている謎の女子高生を語り部役にして、その石の力による様々な人間模様を描いている連作で、今回は大人だけが寝てしまう石を手に入れた小学生が起こす騒動を、彼の複雑な家庭環境と共にうまくまとめて描いていた。

少し古めかしい雰囲気の絵柄に妙な魅力があるので、エピソードの積み立て方のうまさと共に今後注目したい作家の一人。

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