当時チャンピオンで連載していた手塚治虫が病気で倒れて、その代原として若手の立原あゆみにオファーが来たのだが、とにかく時間が無くてむりやりひねり出したアイディアが「本気!」のストーリーの元になっているという、なかなか興味深い誕生秘話を描いている。
デビュー直後はコテコテの少女マンガを描いていた立原あゆみが、秋田書店のパーティーに参加した時に、ペンネームと作風から勝手に女性だと思い込んでいた手塚治虫にガッカリされたことなど、他にも重鎮ならではの歴史を感じさせるエピソードが多数収められている。
仁義S 9 (ヤングチャンピオンコミックス) (2009/02/20) 立原 あゆみ 商品詳細を見る |